「ロシアが『認められた国境内のウクライナの領土からすべての軍隊を即座に、完全にそして無条件に撤退させること』を要求する」国連決議の賛否状況を、Leafletのチュートリアルを参考に世界地図への表示を試みた。
こうした色分け地図は、国土面積の多少による視覚に影響されるという点で、一覧表で済ませる方が良いという考え方がある。
他方、色分け地図は、各国の立場を地政学や地理的な面から考える機会を与えるものでもある。
今回の地図をまとめるにあたり、国連未加盟国を含め、その位置や首都、さらに推計人口のデータ表示とともに、HTMLのSelect要素による表現を加えた。
都道府県庁とホームページ【Leaflet】と同じように子供たちに使ってもらえればありがたい。
地図について
- 世界地図は、Natural EarthからMedium scale data， 1:50mをダウンロードし、GeoJSONに変換後、jsファイルとして整理。
- Medium scale dataは地図を拡大したときベースマップと国境線や海岸線に誤差が生じる。これは、表示の速さと精度(ファイル容量)が相反するため、仕方がない。
- 推計人口は、Natural Earthのデータである。（国連統計の推計人口と思われる）
- 各国にマウスをホバーすると右上に国名と推計人口(人)を表示。該当国をクリックするとズームアップ。左上のセレクトボックスで国を選択すると、該当する位置へ移動。
- 首都のマーカーをクリックすると首都名および正式な国名をポップアップする。
- 首都は、アマノ技研様の世界の首都の位置データを利用。
- 決議内容及び投票結果は、Aggression against Ukraine : resolution / adopted by the General Assembly を参照。（タイトルにロシアや非難の文字はない）
- 国連決議は、賛成、反対、棄権と投票しない(意見を示さない)に区分されている。
- ベネズエラは、総会で意見を述べたが、国連分担金を未納のため投票権がないそうだ。(投票しないに整理)
使用上の注意
- Natural Earthは、国土を実行支配地域でまとめているため、争いのある国境に関する疑義に対しては関知しない。（例えば、北方領土、竹島、クリミア半島等の表現）
- 国と表現することに対する疑義は関知しない。
- フィジー共和国は経度180度を挟む島々から構成されるため、selectによる移動表示が太平洋上ではなく同緯度の大西洋上になる。
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