兵庫県のため池データベースで、「特定(農業用)ため池」及び「防災重点農業用ため池」の指定状況が2022年10月31日に更新されたことに伴い、地図を更新した。
特定(農業用)ため池の指定替えや指定解除及び防災重点農業用ため池の指定解除のデータ項目が増えたので、属性表示に反映させた。
今回、新たにオーバーレイ地図のメニューを追加し、各地図の透過度(opacity)を調整できるプラグインでスライドバーを設けた。スライドバーは、オーバーレイ地図メニューのチェックボックスにチェックを入れるとその下に表示される。
オーバーレイ地図は、組み合わせが自由であるので、地形図や航空写真のチェックのON/OFFと透過度を調整することにより、より分かりやすい表現が可能である。
産総研地質調査総合センターの20万分の1日本シームレス地質図V2のバージョン1.3が2022年9月9日に公開。
ハザードマップのリスク情報が分かりにくい時は、ベースマップで地理院白地図を選んでから、オーバーレイ地図を表示させると確認しやすい。
各地図の内容や凡例等の説明は、地図右下に表示される出典(attribution)部分をクリックすると、関係するHPを参照できる。
以下は、この地図にかかる内容の説明で、前回の再掲である。
兵庫県が公表したため池データベースから、leaflet.jsを使って作成した地図について改良を重ねてきた。
Google Maps Platform でDeck.GLを用いた10万件を超える交通事故データ地図に続いて、leaflet.jsとDeck.GLを用いたため池データ地図についてDeck.GLの事例を参考に取り組んだ。
今回は、22千件のポイントデータの一括表示であるが大幅なパフォーマンスの向上が実感できる。
【作業内容】
- 緯度経度に基づくため池のポイント表示
- 防災重点農業用ため池、特定農業用ため池、その他のため池及び要監視ため池のマーカー識別
- マウスオーバー又はマウスクリックによる属性情報のTooltip表示
- 県市区町のポリゴン表示
- ポリゴンは、GeoJSONデータを用いGeoJsonLayerで表示
- ポイントは、GeoJSONデータを用いGeoJsonLayerでpointType:iconを用いた表示を試みたが、マーカー識別がうまくいかないため、JSONデータを用いScatterplotLayerで表示
- マーカー識別は、データアクセサのgetFillColor:三項演算子の入れ子(ネスト)で処理
- ScatterplotLayerのRender Optionsは、circle要素で構成されているため、これまでrectangleで表示していた要監視ため池は、□から○に変更
- 但し、凡例はIconイメージ(png)で作成
- deck.glはReact Friendlyと紹介されているが、今回の作業は、Pure JavaScriptで行った
【出典】この地図は、以下の著作物を改変して利用しています。
- ため池データベース[兵庫県](2022年3月28日)
- 「特定(農業用)ため池」及び「防災重点農業用ため池」の指定状況[兵庫県](2022年10月31日)
- 要監視ため池[令和4年兵庫県水防計画書資料編2P49第19表 要監視ため池(農政環境部所管)]
【ご注意】地図メニューのGoogle関係の地図は、Google Maps Platformサービスの1日当たりのリクエスト、1分当たりのリクエスト及び1ユーザー1分当たりのリクエスト回数に制限を設けていますのでご了承ください。
この場合、他のGooogle Maps Platform版の利用も制限されます。 太平洋標準時0時[JST17時(夏時16時)]にリセット。
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